はいの 灰野 民子(はいの たみこ)さん
和洋の装いを取り揃える店「はいの」には、ひときわ目を惹く灰野民子さんデザインの着物リメイクコーナーがあります。その主役はエンディングドレスです。
和洋の装いを取り揃える店「はいの」には、ひときわ目を惹く灰野民子さんデザインの着物リメイクコーナーがあります。その主役はエンディングドレスです。
「最初は入院した母へのプレゼントでした」。似合いそうな振袖を選んでリメイクしたところ、誰もが口を揃えて「まあ、きれいやわあ」。病院暮らしが華やぎ、のちには葬儀の悲しみさえ和らぐほどだったといいます。「生前おしゃれが好きだった母。エンディングドレスを身にまとった姿を皆さんにほめられ、きれいに旅立つことができました」
着物リメイクは、20年ほど前から。たとえば訪問着と丸帯でドレスを。大島紬はコートに。
「体型の違う母娘でドレスを共用したい」「結婚式と普段の外出の両方に着たい」といったリクエストにも応えます。楽しみながらつくっていることが伝わってくる、魅力的な仕上がりばかりです。
豊岡の高校を卒業後、芦屋の「田中千代服装学園」で裁縫を学び、服飾デザイナーを経験。
結婚後はご主人の両親が営む「はいの」で、日々の接客はもちろん、有名な染色作家を招くイベントを切り盛りしたり、京都での食事付き展示会にお得意さまをご案内したり。「採算度外視で呉服に惚れ込む夫の父が取り引きする問屋さんは、超一流どころばかり。呉服を選ぶ目も、帯や小物を合わせるセンスも教わりました。私たち夫婦も呉服にはこだわりが強く、お客さまが周囲からほめられて気分よく過ごせる、そんな品物をおすすめしてきました」
それだけに最近、価値の高い着物がやむなく手放されたり、たんすで眠っていたりすることが気がかりなのだそうです。
「ご両親はその昔、懸命に貯めたお金で娘さんに着物を用意したことでしょう。その想いをくんで再生できれば」という心意気が着物リメイクの原動力となっています。「今後も生地を慈しんでつくり、身にまとう人が愛おしいと感じる一着を世に送り出したいですね」。
- ①着物に新しい命を吹き込みたいという強い想い
- ②難しい着物リメイクオーダーにも応える情熱と技術
- ③超一流の生地を熟知し、アレンジの工夫も多彩
2016年7月現在
きもの・婦人服・学生衣料 はいの
明石市大久保町駅前1丁目8-5
TEL 078-936-0055
お店について詳しくはこちら
パレットおおくぼの元気人「No.7」 発行のその後...
木村屋さん への取材にて
前回掲載の木村屋木村幸男さんは5月末に大久保商盛会会長に就任されました。配布後間もなく、梅干しに使う昔ながらの日本製の丸い壺(常滑焼)をお探しの方が遠方よりご来店!釣りの帽子をかぶった写真を見たご新規さんとも話が弾みました。また知り合いに網戸の張替を教えて欲しいと講習会を頼まれたり、常連さんにも「見たよ!」と声を掛けて頂き、幸男さんもお母様も大変うれしく「元気をいっぱいもらいました」とのことです。
前回を見逃した方はこちら
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木村屋さん への取材にて
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